飯能市は保育園の入園選考基準を公開していない

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#保育園落ちた日本死ね が話題になって久しいですが、まさか自分が「飯能市**」と思う日が来ようとは…。

 

まず、我が家のスペックから

 

旦那さん:正社員。曜日関係なく出勤し、泊まり勤務も頻繁。休日出勤もあり。

私:おととし事業を立ち上げ個人事業主に。結婚時から続けている都内の法律事務所のパートは週2~3日勤務で継続中。要するにダブルワークでフルタイム。妊娠中で5月に出産予定、よって4月から産休開始予定。

娘:1歳半。引っ越し前は、同じ埼玉でも都心にほど近い市の認可保育園に通っていた。引っ越し後は年度途中の入園が叶わず、待機中。

 

娘が待機中の今私はどうやって働いているかというと、旦那さんの少ない平日休みに出勤し、有休を使い、どうしても主人の休みがない場合は大阪の両親に来てもらい…と、やりくりしています。

パートの方は⇧で何とかなっていますが、せっかくゼロから立ち上げた自営の方に割ける時間がほぼなくなってしまったため、波に乗りかけていた収入はもちろんガタ落ち。

もう少しうまくいけば自営の方だけで家計も回りそうだったのですが。

自営に割けるのは今や子供が寝た後の2、3時間だけです。

朝起きてから子供が寝付くまでは1:1で子育て、寝た後は自営の業務と、自分の時間なんてありません。

 

そして、昨日までは「こんな生活も4月入園できるまでのガマンだ」と(パートの有給の支給タイミング的にも3月末くらいまでならクビにならず何とかなりそうだった)思っていました。

特に自営の方は好きで始めたことが収入につながり始めた矢先だったので、2人目が生まれるまでのわずかな期間であっても、まとまった時間を割いておきたかった。

あと少し結果が出せれば、もう一つのキャリアとして履歴書にも堂々と書けるくらいになりそうでした。

 

しかし、今日届いたのは1次選考の「保留」通知でした。

 

どうして選考基準が公開されていないの?

 

私は転入する前にあらかじめ飯能市役所に保育園の選考基準について尋ねていました。

前住んでいたところは選考基準がHP上で公開されていてわかりやすかったのですが、飯能市は公開していません。

もし、飯能市の選考基準で自営業が在宅ではなく別住所にオフィスを構えた方が入園しやすくなるなら、そうするつもりだったのです。

今やコワーキングやレンタルオフィスなど手軽な手段がありますからね。

 

そうして市役所に電話で問い合わせたところ、

「窓口まで来ていただければお見せできます」

と言われたので後日保育課の窓口まで行きました。

そうすると今度は、

「お見せできません。しかし自営だからと言って会社勤めの方より劣るとかそういうわけではありません。」

と職員の方に言われました。

 

言ってることが違いますけど(゜゜)

 

え、なんなの?

出せない理由でもあるの?(浮気を問い詰める彼女みたいに)

 

別に不承諾通知がきたっていいんです。

でも、中が見えないブラックボックスの中で選考されて「落ちました」とだけ言われても納得できなくないですか?

公明正大じゃないんだから、議員の口利きでも必要なんかい?と保留されてささくれた心は疑いたくなるワケです(-_-)田舎だし。

 

保育園に入れてもすぐ育休に入ってしまうからダメだったのでしょうか。

そんなこと入園に関連した書類のどこにも書いてありませんし、市役所の方からも「4月入園されたら支給認定理由の変更手続きを…」と言われたので育休のタイミングの問題ではなさそうです。

 

飯能市は消滅可能性都市

 

ここで少し飯能市の現状について触れてみたいと思います。

消滅可能性都市とは、子供を産むであろう20代・30代の女性の人口が著しく減少すると見込まれ、出生数の減少・高齢化の進行により消滅する可能性があるとみなされた都市のことです。

要するに、適齢期の女の人がいないから子供も生まれないし、最終的にはみんな高齢化して限界集落みたいになっちゃって誰もいなくなるよねーという都市のこと。

飯能市は2016年にこの消滅可能性都市の一つとして名前が挙がりました。

 

それでは人口ピラミッドで2020年の飯能市の人口を見てみましょう。

飯能市の人口ピラミッド
https://ecitizen.jp/Population/CityPyramid/11209

典型的なつぼ型=少子高齢化が進んでいることを示しています。

特に70代前半なんかは著しく棒グラフが突出しています。

 

でもでも、少子高齢化が日本全体の潮流だったとしても、そうではない若い地域だってたくさんあります。

例えば、私たちが前に住んでいた”都心にほど近い埼玉県の市”の人口ピラミッドはこう。

少子高齢化してない市の人口ピラミッド
https://ecitizen.jp/Population/CityPyramid/*****

同じ埼玉県なのに…と泣きたくなりますね(笑)

この市で一番棒グラフが突出している年代は働き盛りの40代。

税金もいっぱい入ってくるんだろうな、なんて思っちゃいます。

しかもこの人口ピラミッドで待機児童数は昨年4月時点で3人だけ。

飯能市はあの人口ピラミッドで昨年4月時点13人

なんで?(笑)

 

最後に見てもらいたいのは、飯能市が公開している年齢別人口の増減値。

全体人口や世帯数に大きな変化はありませんが、目立っているのは

「15歳未満の人口」と「労働力人口にあたる15~64歳の人口」が10%を超える勢いで減少していることと、

「65歳以上の人口」が20%に近い猛烈な勢いで増加していること。

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飯能市の人口増減
https://www.city.hanno.lg.jp/article/detail/1693/

この状況を打破するためには長期的で効果的な市の若返り政策を打ち立て実行する他ないと思うのですが…。

このまま高齢者が増え続ければ、ずいぶん寂しい街になりそうです。

もちろん我が家も例外ではないので、30年後を考えると少し心配になります。

 

無認可保育園もない。一時保育も空きナシ。ファミサポは700円/時間

 

年度途中の入園は空き状況的に厳しいことはわかっていたので、認可以外の手段ももちろん検討しました。

 

飯能市対応可のベビーシッターは2500円/時間ということで庶民の私たちには論外。

 

無認可保育園は、新生児を伴って1歳半の娘を送り迎えできる現実的な範囲内にありません。

都心だったら認可外もたくさんあるんでしょうが…。ネットでは月10数万払って認可外に入れていた、なんて苦労話をよく見かけますがそれすら羨ましく感じます。

産まれて首がすわったら、下をおぶって上をベビーカーに乗せて市外の認可外に通うのも考えなければならないかもしれません。

 

そしてファミサポはベビーシッターより安い700円/時間ですが、これは毎日利用できるわけではなく提供会員さんの都合により左右されます。

そもそも就労のために1日中利用する人もいないし、1日中預かってくれる提供会員もいないと言われました。

 

一時保育も就労による継続的な利用をそれとなく伝えると、「空きがなくて…お仕事には不向きかもしれません」と暗に断られる始末。

家から少し離れた保育園と山の方の保育園には空きがあるみたいでしたが、勤務スケジュール通り預けられる確約がないので諦めました。

 

飯能市のファミサポや一時保育は、美容院やちょっとしたお出かけのためのモノみたいです。

4月入園が本格的に不承諾になってしまったら1日中預かってくれるのは一時保育しかないので、イヤな顔をされようが空きがなかろうが登録しますが…。

 

#保育園落ちた飯能*ね

 

ただでさえ消滅可能性都市として名前が挙がり、数値やグラフで検証してみても”ヤバイ”状態の飯能市。

若い世帯を呼び込まなければ未来はない。

税制的にも地域のコミュニティとしても老齢世帯を支えるのは若い世帯です。(自治会入ってないのに偉そう(笑)でもご近所同士の声かけや挨拶なんて自治会入ってなくてもできますし、すれ違う年配の方々はみな様優しく声をかけてくださいます。もちろんこちらからも…)

なのに、共働き家庭に優しくない飯能市の保育園事情。

消滅したくなかったら、若い世帯にもっと入ってきて欲しいなら、働かないと飯能市に家も買えないし住宅ローンも返済できないんだから、子育てと仕事を両立するサポートくらいは充実させてほしい。

っていうかこの記事見た若い世帯は飯能市に転入するのやめるだろうな(笑)

プチ田舎暮らしを売りにしておきながら保育園の空きはないという…。

 

後日談 ※3/5追記

 

一次選考の保留通知が来た我が家は二次選考にまわされておりました。

この二次選考というのは、一次選考で合格したもののキャンセルが出た場合にその空いたポジションを巡ってまた選考する、というものです。

基本的にキャンセルなんてそうそう多くでるものではないですし、市役所の方からも望みは薄いと言われていました。

 

なので、飯能市での保育はほぼ諦めムードで入間市の無認可保育園に入園し、なんとか産休までは会社勤めを続けられるよう夫婦で協力してやってきました。

入れた無認可保育園はすごく融通を利かせてくれるところで(急な託児にも柔軟)、本当に頭が下がる思いでいっぱいです。

 

二次選考は一応、希望園の数を10個まで増やし、結果的に無認可保育園を利用しているという加点も加わった状態での選考になりました。

 

その結果、自宅から駅とはまったく真逆の方向にある認可保育園での利用面接案内がつい先日、送られてきました。

自宅からの距離は遠くもなく、山の上にあるわけでもないので、自転車で通える範囲内にあります。

平野部ですが駅からはかなり離れたところにある、という感じ。

要するに二次選考で合格したワケです。

 

……。

 

良かったなぁ、とは思います。

入間市の無認可保育園までは車で片道20分と少し、電車だと1時間弱かかってしまう距離だったので。

 

希望園の数を10個と書きましたが、はっきり言って現実的に通い続けらるところはそのうちの半分弱くらいでした。

もうすぐ下の子が生まれて究極の寝不足新生児育児が始まるからです。

それを考えると、寝不足でフラフラの状態で車を運転して山間部の保育園まで毎日上の子を送迎…というのはかなり厳しいな、と感じていました。

 

我が家は二次選考ながらさほど遠くないところに決まって、不幸中の幸いというか、本当にラッキーだったと思います。

そうではないご家庭も飯能市内に限らずたくさんあると思うと…保育園問題は本当に心が痛みます。

 

最後に、飯能市の保育園利用調整基準表を市役所からコピーしてきたので掲載します。

こういうのは市役所のHPでやって欲しいんですけどね…。

飯能市の保育園利用調整基準表

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